☆具体的にはどのくらいもらえる？＜サラリーマンの場合＞
サラリーマン家庭から、旦那さんが亡くなったとき、奥さんと１８歳未満の子どもが２人残されたとすると、ひと月に１２〜１４万くらいの遺族年金（遺族基礎年金＋遺族厚生年金）がもらえます。金額に幅があるのは、遺族厚生年金は生前の給料の平均額によって、支給額が少し異なるからです。
また、遺族基礎年金は、末の子どもが高校を卒業すると打ち切られますが、遺族厚生年金のほうは子どもが全員１８歳以上になっても、支給はその後も継続します。
ただし、サラリーマン家庭の奥さんには注意点がひとつあります。それはサラリーマンのご主人を亡くした場合、それまで免除されていた奥さんの国民年金保険料と国民健康保険料の支払いが、新たに発生するということ（自分で払っていた人は以前と同じように負担が続きます）。そのため遺族年金をもらったとしても、その全額をそっくりそのまま生活費としては使えないのです。
