終身年金保険
終身年金保険は、生きているかぎり年金がもらえる保険です。終身保険はいつ亡くなっても受け取れる保険金額が一定でしたが、この保険は、長生きすればするほどもらえる年金額が増えていきます。
また、年金の受け取りが開始されてから１０年間とか１５年間など、一定期間の保証期間が付いています。この保証期間内に万が一被保険者が亡くなってしまっても、遺族に対して残りの期間分の年金が支払われるしくみになっています。
終身年金保険には、年金をもらいはじめてから基本年金額が変わらない「定額型」と一定期間ごとに３％とか５％ずつ増加していく「逓増型」の２つあります。
終身年金保険は、保険料を払いはじめてから何十年も経って年金をもらうのが一般的ですし、年金をもらいはじめから数十年もらい続けることになります。
すると、年金額がインフレで目減りしてしまうことも考えられます。そんなインフレにも対応できるのが逓増型の終身年金保険というわけです。ただし基本年金額が同じだとすると、定額型よりも逓増型のほうが、保険料は割高になります。
